万が一、病気だった場合には脳の成長や、頭蓋変形の進行を予防する目的から早期発見・早期治療が望ましいです。
また最近では寝ぐせによる変形に対するヘルメット治療もあります。ヘルメット治療は保険適応外の治療となりますが、こちらも生後6か月までの早めの治療が望まれています。そのためにも、経過観察ではなく早めの受診をお勧めします。
お子さんに付き添って入院することができるのは個室、あるいは付き添い可能な大部屋がありますが、ベッド数には限りがあります。また治療に際して、集中治療室に入院する間は付き添いすることができかねますのでご了承ください。
転居など様々な理由で、これまでかかられていた病院に通院できなくなることは少なくありません。当院ではそうした他院で治療を受けられた方の経過観察を含めて、広く受け入れております。可能でしたら、前医からこれまでの診療記録(手術の時期やCT,MRIなどの画像)をお持ちいただければ、これまでの経過が分かり、今後の診療の上での参考になります。
生まれつき頭や顔に病気を持つ患者さんは幼少時に治療を行っても、そこで終わりではありません。その後の患者さんの成長(からだもこころも)を長期にわたり、きちんと見守る必要があります。当院では、大学病院という特性をいかし、成人になられた方にも一貫して医療を提供しております。