コラム

センター発足までの道のり

当院の准教授であった中嶋英雄医師が1979年に日本で初めてクラニオフェイシャルサージャリーの父といわれるパリのTessier先生(「クラニオって?」参照)のところへ留学し、基本的な考え方や手技を学び、1981年に日本で初めて慶應義塾大学病院において頭蓋顔面外科を開始しました。

Tessier先生から技術を学んだことの証であるTessier Medal(テシエ メダル)

Tessier先生から技術を学んだことの証であるTessier Medal(テシエ メダル)

その後2011年に中嶋医師が退官し、同年より坂本好昭医師が当院に帰院となり、時を同じくして小児科の武内俊樹医師も帰院となりました。当初は当院に小児脳神経外科医がおらず、手術の度に三輪点医師を招聘して治療にあたっていましたが、2013年に帰院となり、現体制の基礎が出来上がりました。そして、少しずつ規模を拡大し、2018年の新棟開設を経て、2019年に小児頭蓋顔面(クラニオ)センターが発足しました。